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空海の旅 Journey of Kukai

 演奏時間  約6分00秒  編成(*印はオプション)
 グレード  3+ Fl. 1 / 2* /Picc.*
Ob.*
Bsn.*
Cl. 1 / 2
Bs.Cl.*
A.Sax. 1 / 2*
T.Sax.
B.Sax.*
Trp. 1 / 2* / 3*
Hr. 1 / 2* / 3*
Trb. 1 / 2* / 3*
Euph.
Tuba
S.B.*
Piano*
Perc. 1 / 2 / 3*
【使用打楽器】
Timp.
Tom-Tom (3)
S.D.
Hi-Hat
S.C.
Wind Chime
B.D.
Glk.
Vib.
Mrb.
 最小人数  12人〜
 楽譜  ブレーンミュージック
 楽譜サンプル  スコアPDF
 参考音源  YouTube
 主なソロ楽器  Cl. (or A.Sax) / Fl. / Trp. (or A.Sax) / Tom-Tom
 Trp最高音  1st: 実音G(記譜ラ)
 2nd: 実音C(記譜レ 五線内)
 3rd: 実音B(記譜ド 五線内)

曲目解説

この作品は、明照学園 樹徳高等学校(群馬県)吹奏楽部の第40回定期演奏会 委嘱作品として2023年に作曲されました。仏教系の学校からの委嘱で、仏教にちなんで、空海(弘法大師)が作品のテーマとなっています。

空海(774 - 835)は31歳の時、留学生として遣唐使とともに中国に渡り、当時最先端の仏教であった密教を学びました。20年かかるとされていた密教の教えをわずか2年で習得。帰国後に日本で真言宗を開き、「この世にいながら、この身のままで仏様になれる」という教えは多くの民の心のより所となり、日本の仏教に新しい流れを作りました。

この曲では、若き野心にあふれていた空海が、荒れる海を越えて中国に辿り着き、密教の教えを学んで帰国する一連の旅の様子が描かれています。

全体的に厚いオーケストレーションで、最小で12人の小編成バンドから35〜50人の中大編成のバンドまで、編成や演奏技術にかたよりがあっても、無理なくムラ無くバンドが響く様に書かれてあります。打楽器は最小で2人から演奏することが出来、Perc.1はティンパニ等とサスペンデッド・シンバル、Perc.2はトムトム等とバス・ドラムが、それぞれ1人で同時に演奏出来る様に書かれてあります。

ピアノはオプション扱いですが、薄い部分の伴奏パートなど、演奏すると色彩豊かなサウンドとなるでしょう。フルートパートの二段目は持ち替えではなく、同じ楽譜で常にピッコロ、または常にフルート2番を選択して演奏して下さい(フルートが3人いる場合は、Fl.1、Fl.2、Picc.にそれぞれ1人ずつ割り当てられると良いです。)


木内恒先生による解説・選曲アドバイス(ブレーンミュージックHPより)

少人数とは思えないスケールの大きな曲で、演奏者は充実感を味わうことができる曲だと思います。オプションパートを加えれば大編成でも十分にその良さを感じられるはずです。

打楽器は2人(3rdはオプション)で演奏可能ですが、できればSus.Cymは独立して演奏してもらいたいです(ソロもあり大活躍です)。また通常のバスドラムも可能なら入れていただきたいので、打楽器は4人いると演奏効果がさらに上がると思います。またピアノも部分的(CやIなど)で演奏されれば効果的だと思います。

クラリネット、フルート、トランペットにソロがありますが、それほど難易度は難しくありません。そしてVivoから拍子がどんどん変わります。2/4と3/8の変拍子、2/2からの4/4とめまぐるしいですが、ここが面白いところです。その他にも演奏技術や音域にも作曲者の細やかな配慮が行き届いた作品であるだけでなく、バンド全体がよく響くように工夫されています。

この曲を演奏する場合は是非、空海の人生とその功績について学んでから練習に取り組んで欲しいです。演奏に生かすことも多く見つかるはずです。

(教えて田川先生!木内先生!【小編成 選曲編B】より)