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竜の舞 Dragon Dance

 演奏時間  約5分50秒  編成(*印はオプション)
 グレード  3 Fl. 1 / 2*
Ob.*
Bsn.*
Cl. 1 / 2
Bs.Cl.*
A.Sax.
T.Sax.
B.Sax.
Trp. 1 / 2
Hr. 1 / 2*
Trb. 1 / 2*
Euph.
Tuba
S.B.*
Perc. 1
Perc. 2
Perc. 3* 
【使用打楽器】
Timp.
Tom (3)
Hi-Hat
S.C.
Tam-Tam
Glk.
Xylo.
Vib.
 最小人数  14人〜
 楽譜  ロケットミュージック
 楽譜サンプル  スコアPDF(1-3ページ目)
 参考音源  YouTube
 CD  ロケットミュージック
 主なソロ楽器  Cl. (or A.Sax.) / Hr. (or A.Sax.) / Tom-Tom
 Trp最高音  1st: 実音Fis(記譜ソ#)
 2nd: 実音D(記譜ミ)五線内

曲目解説

この作品は2021年、ロケットミュージックへの書き下ろし作品として作曲されました。

最小14人から演奏出来るこの作品では、全国的な吹奏楽部の小編成・少人数化に加え、合奏時間の短縮や個人練習の増加などを踏まえ、限られた環境でも奏者1人1人がモチベーション高く練習出来る様に工夫されています。
上級生や経験の多い奏者のためには、ソロや単独で目立つ動きを多く取り入れる一方、下級生や経験の浅い奏者のためには、音を厚く重ねてユニゾンを多用するなど、演奏の負担が減らされています。打楽器は2人から演奏可能で、Perc.1はTimp.とS.C.を同時に1人で演奏することが出来ます。

全体の演奏グレードは3程度におさめつつ、演奏がより聴き映えする様に近代和声(4度堆積、ポリコード、テンションノートなど)の書法で書かれています。

曲名は作曲者の自由な発想によるもので、体の色が変化していく複数の竜が、山を越え空を舞い、縦横無尽に入り乱れて飛び回る、といったイメージを元に作曲されました。


佐藤正人先生による演奏上のアドバイス(出版楽譜より)

小編成で非常に優れた作品を世に出している広瀬氏。
スコアやオーケストレーションの良さ、演奏しやすさに加えて、編成以上の演奏効果と音楽的内容から好評を得ています。本シリーズ注目の「竜の舞」は、これまでの彼の作風から一歩アカデミックな作品に仕上がっています。

動と静あるいは、西洋と東洋、ポップスとの融和といった多彩な表現力とコントラストが各部分で要求されています。

曲は、冒頭の大変印象的なクラリネットのソロに導かれ(音色や表現力に音楽的な説得力が必要)、東洋的な響きのする主題で開始されます。
続いて颯爽とした軽快で緊張感あふれる前半部に入ります。主題はアクセントに注目して(ビートに乗って)演奏してください。ここは、テンポ感やリズム感、ビート感、打楽器とのアンサンブル等の十分な練習に支えられた演奏の完成度が求められています。バンドの機動力を十分発揮してほしいです。

続いてHornソロから非常に美しい中間部に入ります。バンドの音楽的な表現力の見せどころです。特に「歌」を意識して演奏しましょう。序奏の主題が力強く登場し、再びクラリネットの独奏が聴かれます。この部分は打楽器の音色やバランス等アンサンブルの仕上げも大切ですね。

後半のCon animaは、更に緊張感が増していきます。低音のモティーフ。は音程が取りにくいので、リズムやアーティキュレーション、アクセントを含めて正確に演奏しましょう。(H.H.との一体感を持って)速度をゆっくりから徐々にテンポにして確実に仕上げてください。
木管の主題は、レガートですが、テンポ感を持って(ビート感を保って)歌いましょう。遅れないようにしてください。ダイナミクスの変化もコントラストの表現では重要です。また、度々登場する2つの8分音符は転ばないようにしましょう。活躍する打楽器の音色、管楽器とのバランス、アンサンブルの完成度も重要です。

曲は終結部に向かって緊張感を保ったまま、一気に駆け抜けます。皆さんの躍動感あふれる演奏に期待しています。